絶大な人気を誇るentraideですが、ネット上の情報だけで判断すると思わぬミスマッチが生じる恐れがあります。後悔のない滞在にするために、あらかじめ認識しておくべき3つの盲点を整理します。
第1の盲点は、「静寂な隠れ家フレンチ」を期待するとギャップがある点です。神楽坂の裏路地にあるため、格式張った静謐な空間をイメージする方も少なくありません。しかし、同店の本質は活気溢れる「食堂(ビストロ)」です。オープンキッチンの活気、ワイングラスを傾けながら笑い合う客の声、スタッフの小気味よい掛け声が店内に満ちています。小声で囁き合うような超厳粛な接待や密談には不向きであると言えます。
第2の盲点は、自然派ワイン特有のフレーバーに対する理解です。ビオワインは、還元香や酵母感、豊かな酸味など、ボルドーやブルゴーニュの古典的なクラシックワインとは異なる独特の個性を持つボトルも存在します。「伝統的な重厚な赤ワインしか飲まない」という固定観念が強すぎる場合、そのフレッシュさや独特の濁りに驚くことがあります。自身の好みをあらかじめスタッフに素直に伝えるコミュニケーションが重要です。
第3の盲点は、料理のポーションサイズです。ビストロ仕立ての本格フレンチであるため、前菜やメインの1皿あたりのボリュームがしっかりと確保されています。1人または2人で訪れた際に調子に乗って品数を多く頼みすぎると、メインに到達する前にお腹がいっぱいになってしまうリスクがあります。初訪の際は、前菜2品+メイン1品程度からスタートし、胃袋の余裕を見ながら追加するのが賢明です。