Q1:長靴(レインブーツ)やスノーブーツなら1cm大きめでも平気ですか?
A1:原則としておすすめできません。長靴はスニーカーと異なり甲を固定するベルトがないため、大きめを選ぶと足が靴の中で浮き上がり、すり足歩行やつまずき転倒の原因になります。ただし、長靴は使用頻度が低く、冬場に厚手の靴下を重ね履きすることを想定する場合に限り、中敷きを追加して「足の浮き」を抑える処置を行えば0.5〜1.0cm程度許容されるケースもあります。日常履きと同様の頻度で使うことは避けてください。
Q2:靴屋さんで試着するとき、一番確実なサイズの見極め方はありますか?
A2:必ず「中敷きを外して立たせる」ことです。靴を履いた状態のつま先を親の指で押しても、子どもは指を丸めて引っ込めてしまうため、正確な隙間は測れません。靴からインソールを取り出し、床に置いてかかとをピッタリ合わせた状態で立たせてください。インソールの先端に大人の親指の幅の約半分(5〜8mm程度)の空きスペースがあるものが最も適したサイズです。
Q3:園や学校で履く「上履き(うわばき)」も1cm大きめはダメですか?
A3:スニーカー以上に厳禁です。子どもは1日のうち5〜8時間という最長時間を上履きで過ごします。一般的なバレーシューズタイプの上履きは底が薄くクッション性がない上、甲のホールドも弱いため、サイズが大きすぎると足への負担がスニーカーの数倍に膨らみます。上履きこそ甲ゴムが太く、かかとが硬い適正サイズ(実寸+0.5cm)を選んでください。
Q4:大きめの靴を履かせると運動能力や足の速さに影響しますか?
A4:明確に悪影響を及ぼします。靴の中で足が遊ぶと、地面を蹴り出す推進力が靴底にダイレクトに伝わらずエネルギーロスが発生します。また、指先で地面を踏みしめられないためバランス感覚が損なわれ、走るフォームが崩れます。足に吸い付くようにフィットした適正サイズの靴を履くだけで、50m走のタイムが縮まる事例はスポーツ指導の現場で日常的に確認されています。