これほど長く深く想い合っていた二人が、なぜ正式な結婚に至らなかったのでしょうか。その背景には、黒柳徹子さんならではの自立した恋愛観とプロ意識がありました。
当時、結婚して海外へ移住すれば、日本での仕事やライフワークであるユニセフ親善大使としての活動を大幅にセーブせざるを得ませんでした。一方でワイセンベルク氏も世界中を飛び回る演奏家であり、どちらか一方が生活の拠点を完全に合わせることは困難でした。
『徹子の部屋』や過去のインタビューでの告白によると、「お互いに仕事を愛し、尊敬し合っていたからこそ、無理に一緒に暮らす形を求めなかった」という趣旨を語っています。形だけの籍を入れることよりも、精神的な結びつきを最優先にした事実婚・魂のパートナーシップを選択した結果だったといえます。