一発屋芸人が消えた本当の理由と驚愕の現在収入を独自調査

一発屋芸人が消えた本当の理由と驚愕の現在収入を独自調査

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『爆笑レッドカーペット』や『エンタの神様』といったネタ番組が毎週のように高視聴率を叩き出していた2000年代半ばから2010年代初頭にかけて、数多くのエンタの神様出身芸人が一夜にしてスターダムへと駆け上がりました。当時を振り返る当事者たちの手記や特番インタビューでは、想像を絶する金銭感覚の狂乱が明かされています。

例えば、「そんなの関係ねぇ!」で一世を風靡した小島よしおの最高月収は約1,200万円、テツandトモはピーク時に月収1,000万円以上、「ワイルドだろぉ?」で流行語大賞を獲ったスギちゃんも月収1,000万円台に達したことを公表しています。また、「右から左へ受け流すの歌」で社会現象を起こしたムーディ勝山も、20代半ばにして最高月収640万円を記録しました。寝る間もなく日本全国を飛び回り、タクシー移動の車中で点滴を打ちながらステージに立つ日々。通帳に印字される天文学的な数字は、彼らの感覚を麻痺させるには十分すぎる額でした。

しかし、栄光の季節はあまりにも短期間で幕を閉じます。一発屋芸人が消えた理由を深掘りすると、表層的な「ネタ飽き」だけにとどまらない3つの決定的要因が見えてきます。

第一に、「ネタ番組バブルの崩壊とひな壇バラエティへのシフト」です。1分前後のショートネタで瞬間風速的な笑いを生む能力と、MCの振りに瞬時に応えてトークを展開するひな壇での立ち回りは、求められる筋肉が根本から異なります。番組改編によってネタ見せ番組が相次いで終了した際、トークスキルを磨く猶予を与えられないまま、制作サイドから「使い捨ての消費財」として扱われてしまった側面は否めません。

第二に、「翌年に襲いかかる税金の恐怖」が挙げられます。芸能人は個人事業主であるため、前年の爆発的な所得に対して翌年の住民税や所得税が課されます。仕事が激減し、月収が数万円に急落したタイミングで数百万円単位の納税通知書が届くという「税金パニック」に直面し、精神的に追い詰められて現場を去らざるを得なかった芸人が後を絶ちませんでした。

第三に、「キャラクター消費の賞味期限」です。強烈なインパクトを持つキャッチフレーズや奇抜な衣装は、瞬く間に大衆へ浸透する反面、飽きられるスピードも加速度的に早まります。視聴者が「もうお腹いっぱい」と感じた瞬間、テレビ局のキャスティング会議から名前が消え去るという冷徹なシステムが存在していたのです。

森 瞳
著者

森 瞳

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