美容医療の現場で「ベビコラ」とも呼称されるベビーコラーゲン(主な製品名:ヒューマラジェン)の最大の特徴は、III型コラーゲンが50%配合されている点にあります。成人の皮膚の約80%は硬さや強度を保つI型コラーゲンで構成されていますが、赤ちゃんの肌には柔軟性と組織再生力を司るIII型コラーゲンが豊富に含まれています。従来の動物由来コラーゲンと異なり、ヒト由来成分であるためアレルギーテストが不要という利便性も持ち合わせています。
目の下の治療において、ベビーコラーゲンが特に高い小じわ改善効果を発揮する背景には、単に物理的なボリュームを足すだけでなく、周囲の線維芽細胞を活性化させて自前の組織再生を後押しするメカニズムがあります。皮膚の浅い真皮層に細かく注入することで、加齢とともに刻まれたちりめんジワの溝を滑らかに補正します。
さらに、目の下のクマ効果に関しても独自の強みがあります。製剤そのものが乳白色をしているため、皮膚が透けて赤紫色に見える血管性のクマ(青クマ・紫クマ)や色素沈着による茶クマに対して、肌の内側からコンシーラーを塗布したようなマスキング効果(光の乱反射によるトーンアップ)をもたらします。ボリュームアップではなく肌質と色調の自然な補正を同時に狙える点が、目の下のデリケートな皮膚に適している理由です。