トムとジェリーの知られざる真相!仲良し説や最終回の都市伝説を徹底解剖

トムとジェリーの知られざる真相!仲良し説や最終回の都市伝説を徹底解剖

トムとジェリーの知られざる真相!仲良し説や最終回の都市伝説を徹底解剖を詳しくリサーチ! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。

『トムとジェリー』の歩みは、アメリカのアニメーション黄金期を象徴する歴史そのものです。制作スタジオであるメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)のアニメーション部門に所属していたウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの2人が、1940年2月10日に公開した短編映画『上には上がある(Puss Gets the Boot)』がすべての始まりでした。

特筆すべきは、初期プロトタイプにおいてキャラクターの名前が異なっていた点です。第1作におけるネコの名は「ジャスパー」、ネズミは劇中で名前を呼ばれず制作陣からは「ジンクス」と呼ばれていました。興行的な大成功とアカデミー賞ノミネートを受け、スタジオ内で正式なキャラクター名が公募され、アニメーターのジョン・カーが提案した「トムとジェリー」が採用されたという経緯があります。

1940年から1958年にかけてハンナ=バーベラ体制で制作された全114本の短編は、卓越したフルアニメーション技術と、スコット・ブラッドリーが手掛けたフルオーケストラの劇伴音楽が完璧にシンクロする「ミッキーマウシング」の手法を極限まで洗練させました。この期間にアカデミー短編アニメ賞に13回ノミネートされ、実に歴代最多タイとなる7作品が受賞という大偉業を成し遂げています。

項目・受賞回受賞作品名(邦題/原題)公開年見どころと作画・演出の革新性第16回受賞勝負は手にとるように
(The Yankee Doodle Mouse)1943年第二次世界大戦下の世相を反映し、地下室での攻防をダイナミックなミリタリーアクションに見立てた初受賞作。第17回受賞ねずみにとりつかれた猫
(Mouse Trouble)1944年ネズミ捕獲マニュアル本に従って罠を仕掛けるトムのコミカルな受難と計算し尽くされたギャグ構成。第18回受賞ただいま静かにお休み中
(Quiet Please!)1945年眠る猛犬スパイクを起こさないよう必死になるトムと、意図的に物音を立てようとするジェリーの極限心理戦。第19回受賞ピアノ・コンサート
(The Cat Concerto)1946年リストの『ハンガリー狂詩曲第2番』を演奏するトムの指の動きとピアノ内部のジェリーの攻防が見事に融合した金字塔。第21回受賞台所猛レース
(The Little Orphan)1948年食いしん坊の孤児タフィー(ニブルス)が初登場し、感謝祭のごちそうを巡って繰り広げられるスピード感あふれる名編。第24回受賞パーティ荒し
(The Two Mouseketeers)1951年三銃士の世界観をベースにした壮大なコスチューム劇。タフィーの愛らしさとフェンシングアクションの妙味が光る。第25回受賞ワルツの王様
(Johann Mouse)1952年ヨハン・シュトラウスの優雅なワルツに合わせて踊り狂うジェリーと、ピアノを習得して追い詰めるトムの芸術的傑作。
石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。