豚肉と一口に言っても、選ぶ部位によってビタミンB1の濃度や脂質量は大きく異なる。目的に応じた適切な部位選びが、疲労回復の効率を大きく左右する。
最も高い疲労回復効果を誇るのがヒレ肉(豚ヒレ肉)だ。100gあたりのビタミンB1含有量は約1.32mgと豚肉の全部位中でトップクラスを誇り、脂質が極めて少なく高タンパクである。胃腸に負担をかけずに素早く代謝を促すため、激しい運動後や胃腸が弱っているときのリカバリーに適している。
次いでビタミンB1が豊富なのがもも肉(赤身)で、100gあたり約0.90mgを含む。コスパと栄養バランスに優れ、日常の常備菜として取り入れやすい。一方、人気部位であるロース肉は100gあたり約0.69mg、ばら肉は約0.54mgと、ヒレ肉に比べるとビタミンB1含有量は半分程度に落ち、脂質割合が増加する。脂身の旨みや満足感を得たいならロース、純粋な疲労回復スピードや体型維持を狙うならヒレ肉かもも肉を選ぶのが鉄則だ。