アオーレ長岡を象徴するのが、世界的建築家・隈研吾氏による圧巻の空間構成です。長岡の伝統技術である「鋸屋根(のこぎりやね)」形状を取り入れた屋根と、新潟県産の越後杉パネルをふんだんに使った市松模様のルーバー(木格子)が、近代建築の中に温かみと地域の歴史美を見事に調和させています。
最大の特徴は、行政機能(長岡市役所)、屋内アリーナ、そして屋根付き中庭「ナカドマ」の3要素がシームレスに結合している点にあります。「用がなくてもふらりと立ち寄れる広場」をコンセプトに設計されており、市民活動と行政がガラス越しに交差する開かれた構造です。議場すらもガラス張りで設計されており、行政の透明性と市民参加を建築デザインそのものが雄弁に物語っています。