Q1:アセリオ静注液1000mgバッグを小児に使う際、どのように小児投与量を調整しますか?
A1:小児に対する投与量は「1回10〜15mg/kg」であり、成人向けの1000mgバッグをそのまま全量投与することは過量投与となり厳禁です。小児へ使用する場合は、必要量をシリンジ等で正確に無菌分取して投与するか、施設によっては小児用として承認されている低容量規格製剤(またはアンプル製剤)を採用するなどの厳格な誤投与防止策が講じられます。
Q2:アセリオ静注液を生理食塩液やブドウ糖液で希釈して投与することはできますか?
A2:原則としてアセリオ静注液は希釈せずそのまま投与することが添付文書上も推奨されています。他剤や輸液と同一ラインで混合した場合、配合変化による濁りや結晶析出が生じる恐れがあります。やむを得ず同一ラインから側管投与する場合でも、前後に生理食塩液等でフラッシュを行い、単独投与の環境を確保することが原則です。
Q3:投与間隔が4時間未満で再投与されてしまった場合、どのようなリスクが生じますか?
A3:投与間隔が極端に短縮されると、血中濃度が過度に上昇するだけでなく、前回の投与で消費された肝細胞内のグルタチオンが回復しきらないうちに新たな毒性代謝産物(NAPQI)が産生されます。その結果、急激な肝機能障害やトランスアミナーゼ(AST/ALT)の跳ね上がりを招き、最悪の場合は肝不全に進行するリスクがあります。誤って投与された場合は、速やかに肝機能検査を行い、必要に応じて解毒剤であるアセチルシステイン(NAC)の投与を検討する医療判断が求められます。