制度改変と通年受験可能なCBT(Computer Based Testing)方式の導入により、試験の数値データにも顕著な地殻変動が生じています。基本情報技術者試験の合格率の推移を整理すると、難易度の構造変化がより鮮明に浮かび上がります。
PC画面に向かって回答するCBT方式における過去問演習の注意点も見逃せません。紙の試験冊子と異なり、問題文に直接アンダーラインを引いたり、図表の余白に計算式を書き込んだりすることが一切できません。試験会場で配布されるのは、手のひらサイズのA4メモ用紙2枚とボールペン1本のみ。画面上の問題文を目で追いながら、手元のメモ用紙にトレース表を正確に書き起こす訓練を積んでおかないと、日常のスマホ学習とのギャップで著しいタイムロスを招きます。
なお、提携研修機関の講座修了によって利用できる科目A免除試験の過去問道場活用については、現在も絶大な威力を発揮しています。修了試験を道場演習で突破して科目Aの免除資格を取得できれば、本試験当日は科目Bの100分間に全神経を集中できるため、初学者にとっては極めて合理的な戦略と言えます。