地球一周は何キロ?赤道と子午線の差や徒歩・飛行機での日数を徹底検証の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。
地球一周の距離がおよそ4万キロメートルであると把握できたところで、実際にその距離を人間が移動した場合、どれほどの時間とコストを要するのでしょうか。現実的な移動手段と理論上の極限値を比較検証してみましょう。
移動手段所要時間・日数の目安一般的な費用相場編集部の見解・実現性の評価徒歩(単独歩行)約2年半〜3年(約1,000日)
※1日40km歩行換算約300万〜600万円
(滞在費・装備・補給)海を渡る必要があるため完全徒歩は物理的に不可能。陸路のみを繋ぐ冒険家クラスの極限領域。自動車(一般道・高速)約400時間〜670時間
(連続走行:約17〜28日)約200万〜400万円
(燃料費・車両輸送・カルネ)平均時速60〜100kmでのノンストップ理論値。現実の陸路横断ではビザ手続きや治安面で数ヶ月要する。民間旅客機(直行便・乗継)約45時間〜50時間
(給油・乗継を含め約3日)約40万〜150万円
(世界一周航空券利用)巡航速度900km/h換算。ワンワールド等のアライアンス航空券を活用すれば一般旅行者でも最も再現性が高い。クルーズ客船(世界一周航路)約100日〜115日
(約3ヶ月半)約250万〜1,500万円
(客室クラスによる)寄港観光を楽しみながらゆったり回る王道スタイル。退職後のシニア層を中心に圧倒的な支持を集める。国際宇宙ステーション(ISS)約90分(1時間30分)
※第1宇宙速度(約7.7km/s)約70億〜80億円
(民間宇宙旅行費用)高度約400kmの軌道上を時速約2万8,000kmで周回。1日に地球を約16周する驚異的な速度。
まず興味深いのが、人間の足による地球一周の歩数計算です。成人の標準的な歩幅を70cm(0.7m)と仮定すると、40,000km(40,000,000m)を走破するために必要な歩数は約5,714万歩という天文学的な数値になります。厚生労働省が掲げる健康的な1日の推奨歩数(約8,000歩)ペースで歩き続けた場合、およそ7,142日、すなわち約19年半を要する計算です。アスリート並みに1日40kmを毎日休みなく歩いたとしても、約1,000日(約2年9ヶ月)かかります。
空の旅に目を向けると、ジェット旅客機の巡航速度は約850〜900km/h。40,000kmを無着陸で飛行し続けることが仮に可能であれば、地球一周の飛行機時間は約45時間、およそ2日足らずで元の場所へ戻ってこられます。現実の民間フライトでは航続距離の限界があるため、給油と乗り継ぎを含めて最短でも丸3日程度を見込むのが現実的です。