Q1:冬場や早春の芽吹き前、葉が全くない状態でもタラの木を見分ける方法はありますか?
A1:明確に見分けることが可能です。葉がない時期は、むしろ「幹のトゲ」と枝にある「葉痕」の形状がむき出しになるため識別が容易です。幹全体に鋭いトゲが密生し、冬芽の真下を取り囲むように大きなV字・U字型の葉痕(多数の点々とした維管束痕が並ぶ)があればタラの木です。一方、トゲがなく、葉痕がハート型や逆三角形になっていればヤマウルシ等の可能性が高いため絶対に触れてはなりません。
Q2:ヤマウルシの若葉や芽に触れてしまった場合、どう応急処置をすべきですか?
A2:ウルシオールは水だけでは洗い流しにくい油性成分です。触れた直後であれば、大量の流水と石鹸(油分を分解する洗浄剤)を泡立ててゴシゴシ擦らずに優しく洗い流してください。アルコール消毒液やクレンジングオイルで拭き取ることも初期であれば有効です。数時間から翌日以降に痒みや赤み、水疱が出た場合は、決して掻き壊さず、直ちに皮膚科を受診してステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬の処方を受けてください。
Q3:コシアブラとタラの芽は、芽吹き時の見た目でどう区別すればよいですか?
A3:コシアブラは「透き通るような淡い黄緑色の筆先」のような芽吹き方をし、幹は白くトゲが全くありません。葉が開いてくると5枚の小葉が手のひら状に広がる「掌状複葉」になります。これに対し、タラの木は幹にトゲがあり、芽の根元に茶褐色〜緑色の硬いハカマ(苞葉)をまとい、葉は鳥の羽のように何段階にも分かれて広がる「羽状複葉」の形態をとります。姿形が根本から異なるため、両者の樹皮と葉の付き方を知っていれば混同することはありません。