副鼻腔炎の黒幕は歯?悪臭と長引く鼻水の真相・耳鼻科と歯科の選び方

副鼻腔炎の黒幕は歯?悪臭と長引く鼻水の真相・耳鼻科と歯科の選び方

副鼻腔炎の黒幕は歯?悪臭と長引く鼻水の真相・耳鼻科と歯科の選び方について知っておくべき ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

適切な診療科を選び、無駄な薬物投与や長期化を防ぐためには、自身に見られる症状が「鼻由来」なのか「歯由来」なのかを冷静に区別する必要があります。両者の臨床的特徴と診断・治療の相違点を以下の比較表にまとめました。

項目一般的な鼻性副鼻腔炎歯性上顎洞炎(歯性副鼻腔炎)編集部の見解・鑑別ポイント発症の広がり両側性が多い(風邪やアレルギー契機)ほぼ100%片側性(感染歯の側のみ)片側のみの鼻づまりや膿排出は歯性を最優先で疑うべき基準。鼻汁の性状・臭気粘性または膿性。臭いは無臭〜軽微ドブや腐敗臭を伴う強烈な悪臭嫌気性菌由来の特異な腐敗ガスは歯性感染の決定的証拠。主な原因菌肺炎球菌、インフルエンザ菌などペプトストレプトコッカス等の口腔内嫌気性菌原因菌が異なるため、通常の耳鼻科抗菌薬が効きにくい。必須となる検査鼻腔内視鏡、頭部X線・医科CT歯科用コーンビームCT(CBCT)、歯髄電気診2次元レントゲンでは見落とし率が約30〜40%に達する。根本的な治療法薬物療法、鼻洗浄、ESS(内視鏡手術)根管治療または抜歯 + 必要に応じ副鼻腔処置歯の病巣を断たない限り、耳鼻科的処置だけでは再発を繰り返す。
中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。