三角形の成立条件とは?絶対値公式の罠と最大辺の裏ワザを徹底解説

三角形の成立条件とは?絶対値公式の罠と最大辺の裏ワザを徹底解説

三角形の成立条件とは?絶対値公式の罠と最大辺の裏ワザを徹底解説の疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。

定期試験や大学入試の記述問題において、3本の不等式を律儀にすべて書き並べて連立不等式を解くのは、計算ミスを誘発するリスクを高めます。ここで絶大な威力を発揮するのが、「最も長い辺(最大辺)」を特定する裏ワザ的なアプローチです。

もし3辺の中で $a$ が最も長い辺($a \ge b$ かつ $a \ge c$)であることが分かっている場合、満たすべき三角形の成立条件は以下のたった1式に絞られます。

最大辺 $a$ < 他の2辺の和($b + c$)

なぜ他の2つの不等式を確認する必要がないのか、その理由は極めて明快です。いま $a$ は最大辺ですから、$a \ge b$ が成り立っています。三角形の辺の長さはすべて正の数($c > 0$)ですから、両辺に $c$ を加えれば $a + c > b$ は議論の余地なく自動的に成立します。同様に $a \ge c$ かつ $b > 0$ であることから、$a + b > c$ も無条件で成立します。つまり、最大辺が確定している状況では、残りの2式は数学的に自明な恒等関係となり、確認作業そのものが不要になるのです。文字定数 $x$ が含まれる問題では、どの場合にどの辺が最大になるかで場合分けを行い、各ケースで「最大辺<2辺の和」を適用するのが、予備校の現場でも徹底指導される最速・最短の解法手順です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。