Instagramにおいてストーリーの既読がつくタイミングは、投稿を開いて画面上にコンテンツの描画が開始された瞬間です。米Meta社が公開している開発者向け仕様および通信ログの解析データによれば、ストーリーのタップと同時に端末から閲覧イベントログ(Impression Event)がサーバーへ非同期送信され、投稿者の「閲覧者リスト」へ即時に格納される仕組みになっています。
かつて広く拡散された「フィード画面でストーリーを先読みさせてから機内モードにし、オフライン状態で閲覧する」という手法は、現在ではほぼ壊滅したと考えるべきです。編集部が複数のiOSおよびAndroid実機で行った通信パケット検証では、機内モード中に閲覧したアクションであっても、アプリ内部のローカルデータベースに閲覧ログが一時保持されることが確認されました。そして、機内モードを解除してネットワークに再接続した瞬間に保留されていたログが一括送信され、結果として相手の画面に既読が反映されます。
「機内モードなら足跡がつかない」と信じ込んでいるユーザーの多くは、再接続時のタイムラグによって発覚が遅れているだけに過ぎません。通信を切断したままアプリを強制終了したりデータを消去したりしても、キャッシュ管理の厳密化が進んだ現行バージョンでは既読付与を確実に阻止することは不可能となっています。