ネット上の掲示板やSNS上の相談コミュニティでは、「面識のない外国人アカウントや投資アカウントから勝手にタグ付けされた」「友人に無許可でタグ付けされて居場所がバレた」といった悲鳴に満ちた報告が絶えません。なぜこれほどまでに望まないタグ付けが横行するのでしょうか。
第三者からタグ付け勝手にされる理由の多くは、悪質なスパム業者による「強制的な閲覧トラフィックの獲得」にあります。不特定多数を勝手にタグ付けすることで、相手の通知欄をジャックし、高額当選詐欺や偽ブランド品の販売サイト、暗号資産の投資勧誘ページへ誘導する手法です。初期設定のまま放置しているアカウントは格好のターゲットにされてしまいます。
一方、友人や知人間の身近なトラブルとして深刻化しているのが、無断で行われる写真タグ付けです。ITmedia等のIT系メディアが過去に実施したSNS利用実態の調査報道でも、「本人の許可を得ない顔写真のタグ付け」に強いストレスを感じるユーザーは全体の6割以上に達しています。「すっぴんの写真を晒された」「会社の同僚に休日のプライベートな交友関係が筒抜けになった」「過去の人間関係を掘り返された」など、タグ付けによってリアルな生活空間が脅かされる事例は枚挙にいとまがありません。