赤ちゃんの身体発達を客観的に見極めるうえで、唯一無二の公的基準となるのが厚生労働省の調査データに基づく乳幼児身体発育曲線です。生後5ヶ月(生後5ヶ月0日〜5ヶ月30日)の時期は、出生時と比べて体重が約2倍以上に達し、ふっくらとした乳児特有の体型が完成する時期にあたります。
小児科専門医や地域保健の現場データに基づくと、この時期の標準的な目安は男女で明確な差異が存在します。具体的には、生後5ヶ月体重男の子の基準値は6.10kg〜9.20kg(中央値はおよそ7.4kg前後)、生後5ヶ月体重女の子は5.74kg〜8.67kg(中央値はおよそ6.9kg前後)の範囲内に約90%の乳児が収まります。男の子のほうが筋肉量や骨格の発達において先行しやすいため、全体として300〜500gほど高めの推移をたどる傾向があります。
ここで保護者が最も注意すべきは、生後5ヶ月体重平均という中央値そのものに我が子を無理に当てはめようとしない姿勢です。成長曲線には約3kgもの幅が設けられており、下限寄りであっても上限寄りであっても、その子のペースでカーブに沿って上昇していれば医学的に何ら問題はありません。