ランニングコストが嵩む背景には、単なる設計の古さだけではない、ウインドエアコン特有のメカニズムが存在します。電気代が跳ね上がる主たる要因は、以下の2点に集約されます。
第1の決定打は、窓用エアコン インバーターなし 電気代 真相というハードウェア上の制約です。現在の壁掛け型エアコンは、室温が設定温度に近づくとインバーター制御によってコンプレッサーの回転数を落とし、微弱な電力で室温をキープします。しかし、現在市販されている窓用エアコンの大多数は「ノンインバーター(定速機)」仕様です。
これは、冷やすか止めるかの二者択一しかないシステムを意味します。室温が上がると消費電力500W〜600Wの最大出力でフル稼働し、設定温度に達すると窓用エアコン サーモスタット 節電機能が働いてコンプレッサーが停止(送風状態)し、室温が上がると再びフルパワーで再稼働します。自動車に例えるなら、「アクセル全開」と「完全停止」を繰り返す急発進走行を続けているような状態であり、これが消費電力を押し上げる元凶です。
第2の要因は、設置環境に伴う「熱交換効率の低さと隙間風」です。壁掛け型は室外機を屋外の開けた場所に置き、大型ファンで効率よく放熱します。一方の窓用エアコンは、小さな筐体内部の前面に室内機、背面に室外機を一体化して詰め込んでいます。放熱スペースが極めて狭く、窓から外への排熱がスムーズにいかない場合、熱が本体周辺にこもって冷却効率が著しく低下します。さらに、窓を少し開けた状態で付属の蛇腹パネルやゴムパッキンで塞ぐ構造上、壁一枚で遮断された部屋に比べて外気の侵入と冷気の流出が格段に多く、冷房負荷が常に高止まりしてしまいます。