洋服の青山などのスーツ・ビジネスウェア専門情報メディアや大手セレクトショップの現場研修でも共通して説かれているのが、Tシャツたたみ方シワにならない理由の物理的根拠です。生地に余計なシワが寄る最大の要因は「折り目部分の引っ張り合い」と「斜めのシワが寄ったままの加圧」にあります。平らな面で手のひらをアイロン代わりにして布目をまっすぐに整えてから折るだけで、仕上がりには天と地ほどの差が生まれます。
店頭の美観を再現する「ショップ店員のたたみ方」は、背中側を上にして広げ、首の横から垂直に両サイドを1/4ずつ内側へ折り、袖を自然に下ろした上で裾を上部へ向けて二つ折りにする手法です。折り返し部分がすべて直角に交わるため、生地に無理なねじれがかかりません。
一方、ネットで話題のたたみ方として世界中で数千万回再生を記録しているのが、いわゆる「交差つまみ法」ことTシャツたたみ方5秒裏ワザです。この技術は、前身頃を上にして置いた状態から、左手で首元の横(点A)をつまみ、右手でその延長線上にある身頃中央(点B)をつまみます。そのまま左手を裾の最下部(点C)まで交差させて掴み、両腕を広げながら持ち上げて裏返し、台の上で袖を巻き込むように置くだけで完成します。慣れると3秒台での完結も可能であり、手数を極限まで減らしながらもショップ並みの端正な長方形を作り出すことができます。