Web上のコミュニティやSNS上には、家の中に蜂が侵入した瞬間の生々しい悲鳴や、対処に失敗して恐怖を味わった住人の体験談が数多く投稿されています。そこから見えてくるのは、「知らなかったことによる初動の遅れ」が招く被害の実態です。
大手掲示板やSNSの投稿を分析すると、以下のような現場のリアルが浮き彫りになります。
「朝起きてリビングに行ったら、カーテンの裏からブーンと鈍い重低音が響いて体が固まった。殺虫剤を探している間にどこかへ見失ってしまい、一日中ビクビクしながら過ごす羽目になった」(30代女性・戸建て住まい)
「ベランダから取り込んだバスタオルを畳もうとした瞬間、チクッとした激痛が走った。タオルの中にアシナガバチが潜り込んでいた。指が倍近くに腫れ上がり、呼吸が苦しくなって救急搬送された」(40代男性・マンション住まい)
害虫防除の現場技術者によると、「1匹だけ迷い込んできた」と油断している住人が、実は最も危険に晒されているといいます。蜂は飛翔している最中よりも、床に落ちて弱っているときや、洗濯物の隙間に挟まって身動きが取れなくなっているときの方が、人間が不意に手足を触れてしまい刺される事故の発生率が跳ね上がります。室内で見失ってしまった場合は、スリッパを必ず着用し、壁際やカーテンの折り目、照明器具の笠の上などを慎重に索敵する警戒態勢が求められます。