マイカーで訪れるハイカーが見落としがちなのが、宝篋山小田休憩所アクセスにおける「進入路の隘路(あいろ)トラップ」です。国道125号線から小田地区の集落内へ進入するルートは、歴史ある宿場町の名残から道幅が非常に狭く、見通しの悪いクランクや歩行者の飛び出し注意ポイントが点在します。大型のSUVやミニバン同士がすれ違う際には慎重な離合が必要となり、満車時に駐車場前で立ち往生した車列がこの集落道にまで伸びることで、地元住民の生活に深刻な支障を及ぼす事例が報告されています。
混雑を回避するための決定的な手法は二つあります。第一に、「時間を前倒しにする」こと。午前7時までに現地の駐車場に滑り込むか、あるいは逆に「午後の部」として午前中の登山客が一斉に下山・出庫する12時30分〜13時30分の時間帯を狙ってエントリーすることです。午後スタートの場合、冬場は日没(つるべ落とし)のリスクを計算する必要がありますが、春・秋の好天時であれば満車のピークを賢くやり過ごすことができます。
第二に、「公共交通機関の積極的な活用」です。つくばエクスプレス「つくば駅」からつくタクやりんりんバス、あるいは土浦駅からの路線バスを利用して「小田十字路」や「小田東部」停留所で下車すれば、駐車場の混雑ストレスから完全に解放されます。バス停から小田休憩所までは徒歩5〜10分程度であり、ウォーミングアップとしても適度な距離感です。