Q1:お風呂でふやかした状態なら、軽石やヤスリで削っても安全ですか?
A1:安全ではありません。水分を含んでふやけた角質は柔らかくなっているため、必要な正常組織と不要な角質の境界が曖昧になります。その結果、本来削るべきではない健康な角層まで過剰にこそぎ落としてしまい、強烈なリバウンド性過角化や出血を招くリスクが跳ね上がります。どうしても物理的除去を行う場合でも、皮膚が完全に乾いた状態で、目の細かいやすり(フットファイル)を一方向に数回撫でる程度にとどめる必要があります。
Q2:尿素入りクリームを使っているのに、かかとが硬いまま改善しないのはなぜ?
A2:2つの原因が考えられます。1つは、角質が硬くなりすぎて水分を抱え込めないほど乾燥が深部に達しているか、逆に継続使用しすぎて皮膚が薄くなり刺激を受けているケースです。尿素は角質を溶かす作用が強いため、角質がほぐれたらセラミドやヘパリン類似物質など「バリアを補修する保湿剤」に切り替えるのが定石です。もう1つは、水虫菌(白癬菌)に感染している可能性です。白癬菌が原因である場合、尿素で保湿しても菌は死滅しないため根本的な改善には至りません。
Q3:足の角質ケア靴下やシリコンのかかとカバーは毎日使っても大丈夫ですか?
A3:保湿クリームを塗った上からかかとカバーを短時間(就寝時や数時間)着用するのは非常に効果的です。ただし、通気性のない素材を24時間装着し続けると、内部が蒸れて皮膚が浸軟(ふやけすぎ)し、真菌や雑菌が繁殖しやすい劣悪な環境を作り出してしまいます。綿混紡などの吸湿性・通気性に優れた靴下を選び、日中は湿気を逃がすサイクルを保つことが大切です。