虚血性大腸炎にバナナは大丈夫?回復期の食事と再発防ぐ新常識

虚血性大腸炎にバナナは大丈夫?回復期の食事と再発防ぐ新常識

虚血性大腸炎にバナナは大丈夫?回復期の食事と再発防ぐ新常識の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

退院直後の大腸は、内視鏡で見ると赤みが引き、新しい上皮細胞がようやく覆い始めたばかりの非常にデリケートな状態です。退院時の栄養指導で提示される「低残渣(ていざんさ=消化後にカスが残りにくい)食」を軸に、食材の選定基準をまとめました。

分類積極的に食べていいもの当面食べてはいけないもの医学的理由・注意点主食・穀類白粥、やわらかいうどん、食パン(耳なし)、素麺玄米、雑穀米、ラーメン、全粒粉パン、そば不溶性外皮や油脂類は蠕動運動を過剰に刺激し、血流障害部を物理的に摩擦するため。果物・野菜完熟バナナ、すりおろしリンゴ、煮大根、皮なし人参未熟バナナ、ゴボウ、蓮根、タケノコ、キノコ全般水溶性食物繊維は便を柔らかく保つが、筋張った不溶性食物繊維は便塊を巨大化させて血管を圧迫。タンパク質白身魚(タラ・タイ)、鶏ササミ、絹ごし豆腐、半熟卵牛・豚の霜降り肉、揚げ物、ベーコン、イカ、タコ高脂質食は胆汁酸分泌を増やし下痢を誘発。消化に長時間を要し大腸に滞留して腐敗ガスを招く。乳製品・発酵食品プレーンヨーグルト、ひきわり納豆(少量から)多量の普通納豆、生クリーム、濃厚チーズ、キムチ腸内細菌叢の回復に不可欠だが、急激な菌活やカプサイシンなどの香辛料は粘膜充血を促進。水分・嗜好品白湯、麦茶、常温の水(1日1.5L目安)アルコール、過度のカフェイン、炭酸飲料、冷水アルコールやカフェインは利尿作用で脱水を招き、血管収縮を誘発して再発の直接的な引き金となる。
高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。