鋼製型枠を導入する際、すべての部材を新品で買い揃える企業は稀です。現場の工期、施工面積、年間稼働率に応じて、購入・リース・中古調達を柔軟に組み合わせるのが現代の定石となっています。
大手建設資材機器の鋼製型枠リース価格相場を見ると、基本パネル(幅300mm×長さ1500mm程度)の場合、1枚あたり月額約150円〜280円前後で推移しています。これに加えて出庫時の点検清掃料(ケレン整備費)や運搬費が加算されます。工期が3〜4ヶ月程度で終了する単発の特定現場であれば、資材置き場を自社で抱えるリスクを回避できるリースが極めて合理的です。一方で、基礎工事を年中途切れなく受注している工務店であれば、2年以上の運用で自社保有の償却コストがリース代を下回る計算になります。
こうした中、急速に市場を拡大しているのが中古鋼製型枠販売情報です。建設資材・足場専門の買取販売プラットフォーム「もったい9」などの資材リユース市場では、良質な中古メタルフォームが定価の40〜60%オフで取引されています。中古購入時の注意点について、資材鑑定の専門家は次のように指摘します。
「中古品を見る際は、表面の防錆状態だけでなく、パネル枠のリブに歪みがないか、ピン穴の広がりやクラックがないかを徹底的に検品する必要があります。数ミリの対角狂いがあるパネルが1枚混ざるだけで、建て込みライン全体が蛇行してしまい、現場で余計な手間を食うことになります」
鋼製型枠主要メーカー評判に目を向けると、国内最大級の製造業データベース「イプロス」に名を連ねる企業群が市場を牽引しています。耐久性と高精度加工で定評のある大手サプライヤーから、現場の使い勝手に特化した地域メーカーまで特色は様々です。例えば、福岡県嘉麻市に拠点を置く「型work」のように、品質・作業性・安全・コストの4要素を追求し、プレカット販売や露出型柱脚工法(ISベース)代理店機能と連動させた高付加価値な鋼製型枠製作を提供するメーカーは、設計段階からのトータルソリューション提案で地場ゼネコンから高い評価を得ています。単なる「鉄板の枠」を売るのではなく、現場の工程短縮にいかに寄与する治具やサポート体制をセットで提供できるかが、メーカー選定の指標となっています。