ですます調の反対語とは?だである調の使い分けと混在を防ぐ文体ルール

ですます調の反対語とは?だである調の使い分けと混在を防ぐ文体ルール

ですます調の反対語とは?だである調の使い分けと混在を防ぐ文体ルールとはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

検索窓に「です ます 調 反対」と打ち込む読者がまず知るべき明確な答え、それは「だ・である調」です。そして、学校文法や国語学における正式名称では、ですます調を「敬体(けいたい)」、だ・である調を「常体(じょうたい)」と呼びます。

国語教育や出版業界の編集現場において、両者は明確に区別されています。文部科学省の国語科指導要領や各種学術論文の記述基準を参照すると、敬体(ですます調)は相手に対する敬意や丁寧さを示す文体であるのに対し、常体(だ・である調)は「言語として最も標準的かつ無標(特定の対人配慮を含まない)の文章様式」として定義されています。つまり、何か特別な装飾を施していない“素の日本語”こそが常体であり、そこに聞き手・読み手への敬意を上乗せしたものが敬体という構造です。

「敬体と常体は知っていたが、日常会話や文章作成の指導では『ですます』『だ・である』という語尾の響きで呼ばれることが多いため、正式名称を忘れていた」という声は社会人からも頻繁に聞かれます。まずは基本構造として「ですます調=敬体」「だ・である調=常体」が対義関係にあることを頭に刻んでおく必要があります。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。