猫っ毛とは?ペタンコ髪の原因と剛毛との違い・劇的改善ケアの全貌

猫っ毛とは?ペタンコ髪の原因と剛毛との違い・劇的改善ケアの全貌

猫っ毛とは?ペタンコ髪の原因と剛毛との違い・劇的改善ケアの全貌に関する疑問を詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

都内の旗艦ヘアサロンでの聞き取り調査や、SNS・掲示板における数千件のユーザー投稿を分析すると、猫っ毛を持つ人々が抱える切実な悲鳴が浮かび上がってきます。

「美容室帰りは完璧なのに、翌朝自分でスタイリングすると前髪がスカスカのすだれ状態になる」
「湿気が多い梅雨時は、頭頂部はペッタリ潰れるのに毛先だけアホ毛のように広がり、収拾がつかない」
「パーマをかけても1週間も経たずにストレートに戻ってしまい、施術代が無駄になった」

特に深刻なのが、猫っ毛にパーマがかからない理由に対する誤解です。「美容師の腕が悪かったのではないか」と疑う声が散見されますが、本質は毛髪内部のタンパク質結合にあります。パーマ液の1剤は髪内部のシスチン結合を切断し、ロッドの形状に合わせて2剤で再結合させる仕組みです。しかし、元来シスチン結合の総量が絶対的に不足している猫っ毛は、再結合してウェーブを固定するための「足場」自体が足りません。無理に強いアルカリ薬剤を使えば、少ないキューティクルが剥離してチリチリに傷む「ビビり毛」を引き起こし、逆に弱酸性で優しくかけようとすれば、わずか数日で元の平坦な状態へ戻ってしまいます。

もう一つの難題が、猫っ毛特有のくせ毛とうねり対策です。剛毛のくせ毛が毛根の歪みによって生じるのに対し、猫っ毛のうねりは「大気中の水分不均一吸収」が主因です。キューティクルが薄いため、湿度70%を超える環境下では外気の水分をスポンジのように吸い上げます。内部のコルテックスのうち、親水性(水を吸いやすい)タンパク質の部分だけが異常膨張し、疎水性(水を弾く)部分との体積差が生じることで、波打つようなねじれやうねりが発生するのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。