Q1:何度言ってもYouTubeやゲームをやめず、毎日大喧嘩になります。どうすればいいですか?
A1:いきなり「やめなさい」と画面を遮断する行為は、子供の脳にとって強引な刺激遮断となり激しい癇癪を引き起こします。有効なのは「事前の共同ルール設定」と「予告」です。始める前に「何時までにする?それとも動画2本にする?」と子供自身に決定させます。さらに終了5分前・1分前に「あと1回対戦が終わったら約束の時間だよ」と事実だけを告げ、タイマーを子供の視界に設置してください。約束を守れた際は「自分で決めた時間に終えられたね」と行動のプロセスを確実に認める声かけを継続します。
Q2:外出先やスーパーで欲しいものを買ってもらえず、床に寝転がって癇癪を起こした時の対処法は?
A2:周囲の目が気になり大声で叱責したり、要求に屈してお菓子を買い与えたりすることは共に逆効果です。まず子供の安全を確保した上で、周囲に頭を下げつつ静かに抱き上げて店外や車内など刺激の少ない静かな場所へ移動します。暴れている最中は脳がパニック状態にあるため説得は一切通じません。「これが欲しかったんだよね、悔しいね」と感情のみを受容し、落ち着くまで言葉数を減らして見守ります。完全にクールダウンした後に、「泣いても買えない約束だよ」と短く一貫した姿勢を示してください。
Q3:指示が通らないのは単なる性格なのか、発達障害(ADHDなど)なのかを見極めるポイントは?
A3:判断の目安となるのは「家庭以外の集団環境(学校や保育園)でも同様の困難が一貫して起きているか」および「本人の日常生活や社会適応に著しい支障が出ているか」の2点です。家庭内だけで言うことを聞かない場合は、親への甘えや愛着確認、環境的ストレスが主因であるケースが多く見られます。一方で、園や学校でも指示に従えず離席が止まらない、危険を顧みず衝動的に飛び出す、他児とのトラブルが極端に頻発する場合は、地域の小児発達外来や発達支援センター、教育相談所へ相談し、専門的な発達検査を受けることが推奨されます。