一般社団法人ペットフード協会や国際的な猫医療機関(AAFP:アメリカ猫医学会)の基準に照らすと、猫の年齢計算は最初の2年で急速に成猫となり、その後は緩やかに加齢していく計算式が標準的です。猫は満1歳で人間の15歳程度、満2歳で人間の24歳前後に達し、以降は1年ごとに人間の約4歳分年齢を重ねていきます。
この計算式に当てはめると、猫6歳人間換算は「24歳 +(4歳 × 4年)= 40歳」となります。まさに人間でいう働き盛りのアラフォー世代です。人間であれば、定期健康診断の数値にコレステロールや血圧の注意マークがつき始め、日頃の不摂生や体力低下を実感しやすい年代といえます。
問題は、猫が「痛覚や不調を本能的に隠す動物」である点です。野生時代の名残から、弱みを見せると外敵に狙われるリスクがあるため、愛猫は内臓に負担がかかっていても平気な顔をして過ごします。「いつも通りご飯を食べているから元気」という思い込みは禁物です。毛艶を保つグルーミングの頻度や、ジャンプの着地時にかかる関節への負荷など、目に見えない部分で確実に経年劣化が進行している事実を直視しなければなりません。