美容室と美容院の違いとは?法律上の真相と理容室・床屋の決定的な差

美容室と美容院の違いとは?法律上の真相と理容室・床屋の決定的な差

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「美容室」と「美容院」の違いが呼称の問題であるのに対し、「美容室(美容所)」と「理容室・床屋(理容所)」の間には、法律で厳格に引かれた決定的な境界線が存在します。それぞれの根拠法は「美容師法」と「理容師法」という別個の法律であり、取得すべき国家資格も異なります。

項目美容室・美容院(美容所)理容室・床屋(理容所)編集部の見解・実務上のポイント根拠法令美容師法(昭和32年制定)理容師法(昭和22年制定)所管はいずれも厚生労働省だが資格は完全分離法律上の業務定義「容姿を美しくすること」
パーマ、結髪、化粧等「容姿を整えること」
頭髪の刈込、顔そり等「美化」か「整容(清潔維持)」かで思想が異なるカミソリによる顔剃り原則不可
(メイクに付随する軽い産毛剃りのみ例外)全面可能
(一枚刃カミソリによるシェービング)刃物を用いた本格的な顔剃りは理容師の独占領域カット・パーマ施術カット、カラー、パーマすべて制限なし刈込み、カット、パーマすべて制限なしかつての施術制限通達は2015年に規制緩和され解消全国施設数の規模約27万施設(微増傾向)約11万施設(緩やかな減少傾向)美容所の店舗数はコンビニの約4.5倍に達する過密市場

実務上、消費者が最も体感しやすい差異は「カミソリ顔剃りの違い」です。一枚刃の本レザーカミソリを肌に当て、髭や産毛を根元から剃り落とす本格的なシェービング行為は、皮膚衛生や感染症予防に関する特別な実技訓練と衛生法規を修めた理容師のみに許された独占業務です。

美容室でも眉カットやフェイス周りの産毛処理を行ってくれるケースがありますが、これはあくまで「メイクや仕上げに付随する軽微な範囲」に限定されており、基本的には安全カミソリや電気シェーバーが用いられます。蒸しタオルを当てて本格的なシェービングを堪能したい場合は、理容室を選択しなければなりません。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。