車の下から水が垂れる原因とは?エアコン排水と冷却水漏れの見分け方

車の下から水が垂れる原因とは?エアコン排水と冷却水漏れの見分け方

車の下から水が垂れる原因とは?エアコン排水と冷却水漏れの見分け方について徹底解説いたします。詳細な分析をお届けします。

車の下回りを濡らす液体には、エアコンやクーラント以外にも「見落とされがちな発生源」が存在します。ネット上の掲示板やSNSで頻繁に誤解されている2つの代表例を整理します。

誤解1:冬場にマフラーの出口から大量の水が出るのは内部の故障?

信号待ちの際、前を走る車のマフラー(排気管)からポタポタと、時には勢いよく水が垂れているのを見て「水漏れしている」と勘違いするドライバーがいます。しかし、これは燃料であるガソリン(炭化水素)がエンジン内部で完全に燃焼した結果生じる水蒸気(H2O)が、冷たいマフラー菅を通過する際に冷やされて液体に戻ったものです。ガソリン1リットルが燃焼すると約1リットルの水分が発生します。したがって、マフラー出口からの水滴はエンジンが極めて健全に完全燃焼している証拠であり、修理の必要は一切ありません。

誤解2:エアコンのドレンホースが詰まると車内が「水没」する?

車外に水が落ちてこないからといって安心はできません。エバポレーターのドレンホース内にホコリや車内清掃時のゴミ、クモなどの昆虫が侵入して排水口を塞いでしまうケースがあります。行き場を失った大量の結露水はエアコンユニットから溢れ出し、助手席のフロアカーペットの下へ逆流して床一面を水浸しにします。フロアマットをめくると床鉄板がプール状態になり、フロアハーネス(車内配線)が腐食・ショートする大惨事に至ることもあります。「エアコンをつけているのに車の下に水が全く落ちず、助手席の足元が湿っている」場合は、速やかにドレンホースの詰まり清掃(作業工賃相場:3,000円〜8,000円程度)を依頼してください。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。