ワイングラスの持ち方の真実|海外と日本の違いと国際基準マナー解説

ワイングラスの持ち方の真実|海外と日本の違いと国際基準マナー解説

ワイングラスの持ち方の真実|海外と日本の違いと国際基準マナー解説の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

知恵袋やSNSなどのコミュニティでは、「デート相手がボウルを持っていた」「ワイングラスの持ち方で育ちの評判や品性がバレる」といった手厳しい意見が定期的に見受けられます。実際に20代〜40代を対象としたマナー意識調査などでも、「ステムを持たない人はテーブルマナーを知らないと感じる」と答える人が国内では約6割に達します。

しかし、一流ホテルのチーフソムリエやマナー講師に取材すると、現場の評価軸は全く異なります。

「ボウルを持ったからといって、サービス側がお客様を品位がないと判断することは絶対にありません。むしろ、ステムを指先2本で不自然にプルプルと震えながら持ち、今にもワインをこぼしそうになっている姿のほうが、同席者や周囲にハラハラ感を与えてしまいます」(都内5つ星ホテル元シェフソムリエ)

心理学的な視点で見ると、この「持ち方警察」とも呼べる現象は、日本特有の過剰適応と心理的バウンダリー(境界線)の曖昧さから生じています。「正解が1つしかない」と思い込み、他者の所作を過度に減点方式で採点してしまう心理が、ネット上のバッシングを増幅させている側面があります。マナーの本質とは形式の厳守ではなく、「周囲に不快感や不安感を与えず、心地よい時間を共有すること」に他なりません。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。