すでに歯茎が下がり、歯の根元(象牙質)が露出している世代において、ペースト選びで最も気をつけなければならないのが「研磨剤(清掃剤)」の有無です。象牙質はエナメル質よりも柔らかく、強い力で研磨剤入りペーストを使い続けると、歯の根元が削れて知覚過敏を引き起こす原因になります。
そこで近年のトレンドとなっているのが、研磨剤無配合のジェル歯磨き粉です。ジェルタイプは泡立ちが控えめなため、磨いている部位を視覚的に確認しやすく、長時間のブラッシングでも歯茎を傷つけません。また、薬用成分が唾液で薄まりにくく、歯周ポケットに滞留しやすい点も大きなメリットです。
ただし、ステイン(着色汚れ)を除去する力は控えめになるため、週に1〜2回程度マイルドなペーストを併用するなど、目的別の使い分けが理想的なオーラルケアとなります。