ストリーミング体験の入口として最も関心を集めるのが「タダでどこまで楽しめるか」だ。ここで業界を二分するのが、SpotifyとApple Musicのアプローチの違いである。
Spotifyの強みは、広告が入るものの全曲をフルサイズで再生できる無料プランの存在だ。シャッフル再生のみ、スキップ回数制限といった条件はあるが、作業用BGMとして流しっぱなしにするなら実用に耐えうる。一方のApple Musicは、原則として完全有料制(無料体験期間を除く)。一切の妥協なしに最初から高品質な音響環境を提示する姿勢を崩さない。
YouTube Musicも無料枠を用意しているが、スマートフォンの画面を閉じると再生が止まるバックグラウンド再生の制限が最大のネックとなる。LINE MUSICは各曲30秒しか聴けないお試し仕様だ。つまり、「お金をかけずにラジオ感覚で新しい音楽を探す」目的であればSpotifyの一強状態が続いている。