水谷豊の経歴・プロフィールを振り返ると、その才能の開花は極めて早い時期に訪れていました。1952年7月14日生まれ、北海道芦別市出身の水谷豊は、13歳のときに劇団ひまわりへ入団。演技の世界に足を踏み入れます。
実質的な子役時代のデビュー作として名高いのが、1968年に放送された手塚治虫原作の実写・アニメ融合ドラマ『バンパイヤ』です。弱冠16歳にして主人公・立花特平(トッペイ)役に大抜擢され、狼に変身する数奇な運命を背負った少年を熱演しました。少年特有の繊細さと鋭い眼差しは当時から際立っており、関係者や視聴者に強烈なインパクトを残しました。
一度は学業や将来への葛藤から芸能活動を休止した時期もありましたが、映画『太陽を盗んだ男』の長谷川和彦監督ら才能ある映画人との出会いを通じて本格復帰を果たし、昭和の映像界へ本格的に躍り出ることになります。