ガンダム生みの親・安彦良和の現在と富野由悠季との絆!引退宣言の真意

ガンダム生みの親・安彦良和の現在と富野由悠季との絆!引退宣言の真意

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1980年代後半、アニメ業界のシステム化や商業主義に違和感を抱いた安彦氏は、アニメーターとしての活動を一時休止し、専業の漫画家へと舵を切ります。日本神話をモチーフにした『アリオン』をはじめ、『ナムジ』『神武』、近代史を舞台にした『虹色のトロツキー』や『王道の狗』など、重厚な歴史観に裏打ちされた名作を次々と発表し、漫画界でも唯一無二の地位を確立しました。

そんな安彦氏が再びガンダムと本格的に向き合ったのが、2001年から連載を開始した『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でした。当初は周囲からの強い要請によるものでしたが、描き始めると「自分なりのガンダムを再構築し、後世に残すべき正史を刻む」という強い使命感へと昇華していきます。

同作では、アニメ本編では断片的にしか描かれなかったシャアとセイラの過去編(ジオン軍の勃興とキャスバル・ダイクンの流転)が壮大に肉付けされ、単行本累計発行部数1,000万部を超える大ヒットを記録。自らの手で生み出したキャラクターたちを、円熟した歴史漫画家の筆致で描き直したこの作品は、安彦良和というクリエイターの集大成となりました。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。