旅先での失敗を避けるためには、インターネット上の情報に潜む先入観や誤解を正しく認識しておく必要があります。現場取材によって明らかになった主な盲点は以下の3点です。
第1の盲点は、「駅前の商店街に行けば何時でも名物海鮮が食べられる」という誤解です。熱海の個人経営店や魚介専門店は、ランチ営業の終了時間が「14時30分ラストオーダー」と比較的早く設定されている店舗が大半です。さらに、その日の朝獲れ地魚が完売した時点で予定時間より前に営業を終了する「ネタ切れ閉店」も日常的に発生します。新幹線の到着が午後にずれ込む場合は、通し営業を行っている駅ビル店舗や大型店をバックアッププランとして用意しておく必要があります。
第2の盲点は、「定休日の落とし穴」です。熱海駅周辺の個人店や魚介料理店は、火曜日・水曜日・木曜日に定休日を設けている割合が非常に高い傾向にあります。平日観光で訪れた際、目当てにしていた名店が軒並み休業しており、開いている一部の店舗に観光客が殺到して予想外の混雑に巻き込まれるというトラブルは後を絶ちません。平日旅行ほど事前の営業日確認が重要です。
第3の盲点は、デジタル整理券システムの仕様です。近年、駅前人気店を中心にLINEや専用アプリを活用した発券システムが導入されていますが、「発券=席の確保」ではありません。呼び出し時に店頭に不在の場合、一定時間で自動キャンセル扱いとなる店舗が多いため、周辺の散策中もこまめな通知チェックが求められます。