彼らが一躍社会の注目を集めるきっかけとなったのが、YouTubeチャンネル「少年革命家ゆたぼんチャンネル」の開設であった。宿題を拒否したことから始まった不登校の決断と、それを全面肯定する父親の発信は、瞬く間にインターネットを通じて全国へ拡散された。
この現象は単なる一家庭の話題にとどまらず、日本社会全体における不登校・義務教育問題をめぐる議論に油を注ぐ格好となった。文部科学省が公表する小中学校の不登校児童生徒数が年々過去最多を更新し続ける中、「学校教育の画一性に対する抗議」として共感する層が存在した一方で、憲法が定める保護者の「教育を受けさせる義務」を軽視しているのではないかという強い批判が噴出した。
社会規範と個人の自由。教育制度の限界とオルタナティブな生き方。この二律背反するテーマを、一人の少年とその親という象徴的な存在が浮き彫りにしたインパクトは極めて大きかった。