バラエティ番組等で度々語られる「ダウンタウンの尼崎エピソード」には、昭和の下町ならではの破天荒さと、映画のワンシーンのような哀愁が同居しています。
代表的な伝説エピソードを挙げると枚挙にいとまがありません。
松本の家は木造アパートで風呂がなく、幼少期は「チキンライスの歌」にも描かれたような慎ましい生活を送っていました。松本少年は家に玩具がなかったため、頭の中でオリジナルの架空ゲームを考案したり、部屋の壁のシミを見つめて妄想を膨らませたりして暇を潰していたといいます。
また、学生時代には浜田の強烈なキャラクターにまつわる伝説も多く残されています。友人と自転車で並走しながら突然理不尽なキレ芸を見せるドッキリを仕掛けたり、大成中学校の裏手で起こった数々のケンカ騒動など、まさに下町の暴れん坊そのものでした。こうした荒削りでリアルな人間ドラマのすべてが、後の『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『ガキの使いやあらへんで!』のコント設定に色濃く反映されています。