ネット上のサブカルチャーであったこの現象は、やがてメインストリームのエンターテインメント界をも巻き込んでいった。2006年にはハリウッドで映画『ダーウィン・アワード』が公開され、保険調査員が奇妙な事故死の裏側を追うブラックコメディとして世界的なヒットを記録。この映画化により、賞の認知度はネットユーザーの枠を超えて一般的ポップカルチャーへと拡大した。
さらに近年では、Netflixをはじめとする大手動画配信サービスが、ネットで発生した過激なバイラル事件や事故の裏側を深掘りする質の高いドキュメンタリー番組を相次いで制作している。単なるゴシップや冷やかしとして扱うのではなく、なぜ社会がこれほどまでに他者の失敗映像に熱狂するのかという心理的・社会的な背景にスポットを当てる作品が増加しているのだ。