オープンキャンパスのパンフレットや募集要項に記された美辞麗句だけでなく、学舎に身を置く在学生、現場で働く卒業生がSNSやコミュニティでこぼす「生の声」の照合を行いました。
まず、圧倒的に肯定的な反響を集めているのは、キャンパスの物理的ゆとりと、教員と学生の極めて濃密な関係性です。
「筑後市の静かな環境に、プロ仕様の劇場や本格的な実習設備が揃っている。少人数なので先生が一人ひとりの名前だけでなく、ピアノの得意不得意から人間関係の悩みまで把握してケアしてくれる。『自分の居場所がある』と感じられる安心感は都会の大規模大学では得られない」(幼児教育学科卒業生・現公立保育士の手記より)
一方で、率直な苦言やネガティブな口コミとして共通して挙がるのは、「立地条件」と「刺激の質」に関するものです。
「筑後市蔵数という立地のため、マイカー通学、または最寄りのJR西牟田駅・羽犬塚駅からの自転車やスクールバス利用が前提となる。天神や博多のような華やかな都会のキャンパスライフを夢見ていると、放課後の過ごし方にギャップを抱く」(在学生の声)
このように、「キャンパスの規模がコンパクトで先生との距離が近い」という要素は、手厚い支援を必要とする学生には至高のセーフティネットとなる半面、一定の距離感やドライな学究生活を望む自立心の強い学生には「保護されすぎている」と映るダブルバインドを内包しています。