ダンブルドアとニワトコの杖の真相|所有権移動の歴史と入手の理由

ダンブルドアとニワトコの杖の真相|所有権移動の歴史と入手の理由

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ダンブルドアとニワトコの杖の関わりを語る上で欠かせないのが、彼が10代の終わりに抱いていた『ハリー・ポッターと死の秘宝』への狂信的な執着です。ホグワーツを卒業した直後の若きアルバスは、妹アリアナの世話に縛られる日々に鬱屈し、同じ天才肌のグリンデルバルドと出会って瞬く間に意気投合しました。

二人が掲げた「より大いなる善のために」というスローガンは、マグル(非魔法族)を支配し、魔法使いの優位性を確立するという選民思想を孕んでいました。その覇道を実現するための象徴が、死の秘宝である「ニワトコの杖」「蘇りの石」「透明マント」の3点だったのです。

しかし、弟アバーフォースを交えた三つ巴の諍いの中で、最愛の妹アリアナが命を落とす悲劇が起きます。誰の放った呪文が妹を死に至らしめたのか分からない絶望の中、グリンデルバルドは逃亡。ダンブルドアは己の傲慢さと権力欲の愚かさに打ちのめされ、深い贖罪の念を背負って生きる決意をしました。のちにニワトコの杖を手にしたダンブルドアが、決してその絶対的な力に溺れなかったのは、若き日の過ちという痛烈な過去の真相があったからに他なりません。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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