ワンピースが最近ひどいと言われる理由|最終章の真相とファンの本音

ワンピースが最近ひどいと言われる理由|最終章の真相とファンの本音

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読者が「ワンピースがつまらなくなった」と感じ始めた時期を調査すると、いくつかの明確なターニングポイントが浮かび上がります。

第1の分岐点は「魚人島編〜ドレスローザ編」です。2年の修行期間を経て再集結した麦わらの一味ですが、ドレスローザ編では「コロシアムの出場選手」や「トンタッタ族」など大量の新キャラクターが登場し、1つの島でのエピソードが単行本10巻以上(100話超)に及んだことで、週刊連載をリアルタイムで追う読者の多くが脱落しました。

第2の分岐点は「ワノ国編の討ち入りとニカ覚醒」です。四皇カイドウ・ビッグマムとの決戦という最大のクライマックスにおいて、ルフィの「ゴムゴムの実」の真の名が「動物系ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」であったという後付けとも取れる真実が明かされました。「努力と根性のゴム人間」として感情移入していた読者の一部からは、「運命の神の生まれ変わりになってしまい冷めてしまった」という心理的拒絶反応が起きました。

知恵袋やコミュニティ掲示板の声を集約すると、「キャラクターの掛け合いが記号的になり、初期のような自然な温かみや情緒が薄れた」「技の応酬ばかりで心理戦の面白さが減った」という声が多く見られます。巨大化した世界観を完結させるために、物語が「キャラクターの生きたドラマ」から「設定と歴史の処理作業」へとシフトしているように映ることが、読者離れの根本原因となっています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。