海沿い路線の代名詞とも言える江ノ島電鉄。相模湾を目前に臨む湘南の街並みを縫って走る姿は、今なお色あせない魅力を放ち続けている。
一方で、新潟と山形を結ぶ日本海沿いを爽快に駆け抜ける観光列車『海里』も大きな注目を集める存在だ。食と景観をテーマに贅を尽くしたこの列車は、日本海の荒波や夕日をダイナミックに楽しむための特別な空間を提供している。
都市近郊のノスタルジックな江ノ電と、地方の雄大な自然を堪能するハイグレードな観光列車。一見対照的なふたつの路線が共演することで、現代の鉄道観光産業はかつてない多様性と熱気に包まれている。