ベトナムの起業家精神(アントレプレナーシップ)が、日本の硬直化したレガシーシステムに風穴を開けつつある。東南アジアでも屈指のデジタルネイティブ社会であるベトナムでは、Web3、FinTech、EdTech領域のスタートアップが怒涛の勢いで誕生している。
これら新鋭のベトナム起業家たちが狙うのは、巨大な資本を持ちながらもデジタル化の遅れに悩む日本市場だ。日本の大手企業が自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する際、ベトナムの若くアジャイルな開発チームを丸ごと買収、あるいは共同ベンチャーを設立する動きが一般化した。
日本の老舗企業が持つ顧客基盤や業界知見と、ベトナムのスタートアップが持つ圧倒的な実装スピード。この強力なシナジーが、停滞していた日本のITイノベーションを力強く牽引している。