かつてのお笑いスターから、役者、画家、そしてヨギー(ヨガ実践者)へ。片岡鶴太郎の変貌ぶりを追ったテレビのドキュメンタリーや特集番組は、放送されるたびに大きな反響を呼ぶ。世間からは「ストイックすぎる」「どこへ向かっているのか」といった声が上がることもあるが、当の本人は至って自然体だ。
彼の生き様が多くの人々を引きつけて離さないのは、他人の目や世間の流行に流されず、自らの信念を純粋に貫き通しているからだろう。極限まで削ぎ落とされた肉体と、濁りのない眼差し。画面越しに伝わるその圧倒的な存在感は、生き方そのものが一つの芸術作品として昇華されていることを物語っている。