「自分は偽物なのではないか」「いい人の振りをしている自分が気持ち悪い」という感覚は、真面目で責任感の強い人ほど陥りやすい。これは心理学で「インポスター症候群(詐欺師症候群)」や過剰な自己監視と呼ばれる状態に近い。
職場で褒められたとき、友人から信頼を寄せられたとき、本来なら素直に喜ぶべき場面で「本当の自分はこんなに立派じゃない」「化けの皮が剥がれたらどうしよう」と背筋が寒くなる。本音と建前のギャップを自覚しすぎるがあまり、他者に見せている誠実な自分すら「嘘くさい演技」に思えてしまい、自らに対する激しい拒絶反応へと発展してしまうのだ。