「知る」の尊敬語の正解は?「ご存知」の落とし穴とビジネス敬語完全ガイド

「知る」の尊敬語の正解は?「ご存知」の落とし穴とビジネス敬語完全ガイド

「知る」の尊敬語の正解は?「ご存知」の落とし穴とビジネス敬語完全ガイドに関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

ビジネスの現場では、時制(現在形・過去形)やシチュエーション(肯定・否定・確認)によって適切な言い回しが細かく分岐します。大手転職エージェントやビジネスマナー研修機関の調査によると、商談時の不自然な敬語使用は「相手の基礎的なビジネススキルへの懸念」に直結しやすいとされています。

現場でそのまま使える信頼性の高いフレーズを用途別に整理しました。

1. 相手に事実を確認・質問する場合(会話・メール共通)
・「先般お送りいたしました企画書の件、すでにご存知でしょうか。」
・「弊社の新しいセキュリティ規約について、すでにお知りになっておりますでしょうか。」
※「ご存知ですか」は文法的に正しいものの、唐突に投げかけると相手を試すような詰問のニュアンスを含みかねません。「ご存知でしょうか」や「ご存知のことと存じますが」といったクッション言葉を添えるのが洗練された大人のマナーです。

2. 過去の認知を確認する場合(過去形の敬語表現)
・「その件につきましては、以前からご存知でしたでしょうか。」
・「そのトラブルについて、いつ頃お知りになりましたか。」
※「知っていましたか」を敬語に直す際、「お知りになられていましたか」としてしまうミスが多発しています。これは後述する二重敬語であるため、「お知りになっていましたか」または「ご存知でしたでしょうか」が適切です。

3. 自分が「知っている」「知らない」と答える場合(メール文面)
・「はい、その仕様変更につきましては前任者より伺っており、十分に存じております。」(事柄に対して)
・「〇〇社の山田様につきましては、以前のプロジェクトでご一緒させていただいたため、よく存じ上げております。」(人に対して)
・「大変恐れ入りますが、小職はその件について詳細を存じ上げません(存じておりません)。」
※「知りません」をストレートに伝えるのはビジネスメールでは厳禁です。「存じ上げません」「私どもでは把握いたしかねます」と言い換えることで角を立てずに意思表示ができます。

山崎 陸
著者

山崎 陸

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。