手軽で完成度の高い冷やし茶漬けですが、ネット上の情報にはいくつか見落とされがちな落とし穴が存在します。最も多い失敗が「氷の入れすぎによる味覚の希釈」です。
冷たさを追求するあまり、大量の角氷を投入してしまうと、氷が溶け出すにつれて永谷園自慢のだし汁が薄まり、後半は水っぽくなってしまいます。氷は家庭用冷凍庫の角氷2〜3個にとどめ、あらかじめ注ぐ水や麦茶自体を冷蔵庫でキンキンに冷やしておくのが鉄則です。
また、「ご飯を水洗いせず、冷蔵庫で冷やしただけの冷やご飯を使う」という誤解も散見されます。冷やご飯をそのまま冷水に浸すと、デンプンが老化(β化)してボソボソとした硬い食感が残り、消化不良の原因になります。温かいご飯を流水で洗って粗熱とぬめりを取るか、冷やご飯を使う場合も一度レンジで人肌程度に温めてから水洗いすることが、極上の舌触りを作り出すプロの裏技です。