『リーガルハイ』第3期はなぜ作られない?再放送問題と続編の真相

『リーガルハイ』第3期はなぜ作られない?再放送問題と続編の真相

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放送開始から長い年月が流れた今、リーガルハイキャストの現在を俯瞰すると、出演陣がいかに日本エンターテインメント界の中核へと飛躍したかが一目瞭然です。

主演の堺雅人は『半沢直樹』シリーズで平成・令和の最高視聴率を叩き出し、前述の『VIVANT』でも世界規模のスケール感を持つドラマを牽引。卓越した演技力と独自の存在感は国民的俳優の地位を不動のものにしています。そして古美門の対極として「朝ドラのヒロイン」「ポンコツ」「カニ頭」と罵倒されながらも成長していった新垣結衣黛真知子のコンビネーションは、いま見返しても奇跡的なバランスでした。新垣自身もその後『逃げるは恥だが役に立つ』などの社会現象ドラマを経て、映画『正欲』や『違国日記』などで深みのあるシリアスな演技を確立。実力派女優として新たな地平を切り拓いています。

また、第2期で「誰も傷つかないWin-Winの裁判」を掲げて古美門と激突した羽生晴樹役の岡田将生も、映画・舞台で数々の主演男優賞を受賞するなど進化を続けています。さらに執事兼名料理人・服部役の里見浩太朗、古美門の宿敵である三木長一郎役の生瀬勝久、妖艶な秘書・沢地君江役の小池栄子など、脇を固めたキャスト全員が現在も第一線で輝きを放っています。

そして本作を語る上で欠かせないのが、SNSで今なお語り草となっている堺雅人古美門研介の名言です。特に第1期第9話、公害問題に揺れる南モンブラン村の老人たちに向けた約5分間にわたる長台詞は、日本のテレビドラマ史に刻まれる白眉のシーンとして語り継がれています。

「絆という名の傷の舐め合い」「美しい村を誇るなら、なぜ戦って奪い返そうとしない!」「負けを認めて都合よく老人扱いを求めるな」と、弱者を装って諦めていた村人たちを容赦のない辛辣な言葉で叩き起こす場面は、単なるコメディを超えた魂の叫びとして視聴者の胸を激しく揺さぶりました。古美門が放つ「正義とは何か、真実とは何か」という根源的な問いかけは、時代を経ても一切風化していません。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。