エアコン水漏れ原因の8割はあの詰まり?自力で直す手順と費用相場

エアコン水漏れ原因の8割はあの詰まり?自力で直す手順と費用相場

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エアコンの冷房や除湿運転は、部屋の暖かい空気を吸い込み、内部の熱交換器(アルミフィン)で急激に冷やすことで冷風を送り出す仕組みです。この熱交換の過程で空気中の水分が凝縮し、結露水が発生します。真夏の多湿な環境下では、1台のエアコンから1時間あたり1〜2リットル以上もの結露水が発生することも珍しくありません。

発生した結露水は、室内機の真下にある受け皿「ドレンパン」に溜まり、そこから外へと伸びる細い配管「ドレンホース」を通って屋外へ自然排出されます。しかし、この経路が何らかの理由で遮断されると、行き場を失った水がドレンパンから溢れ出し、室内機から水が垂れる理由の最大要因となるのです。

空調メンテナンスの第一線で活動する現場技術者は次のように証言します。「現場に急行して点検口や本体を開けてみると、機械的な破損ではなく、ホース内部に蓄積したヘドロ状のスライム汚れやホコリ、あるいは外側から侵入した虫の死骸で完全に閉塞している事例が8割近くに達します」。室内で舞い上がったハウスダストが結露水と混ざり合い、湿気を好む雑菌やカビと結合してゲル状のバイオフィルム(スライム)を形成します。それがホースの傾斜の緩い部分に滞留し、管を完全に塞いでしまうのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。